あなただけを、愛してる。



俺はやらなければいけない仕事をできるだけ早く切り上げ帰る支度をした。


早く会いたい。

会いたくて…俺らしくもない感情があふれる。

早く会って、抱きしめたい。

桜井なんかにそんな顔見せるなって、唯子は俺だけのものなんだって…


唯子は俺を、狂わせる。



そのとき、一本の電話が鳴った。


「はい」

『社長、お疲れ様です。』

「青木か?」

『はい、今一階にいるんですが、金井メイ様がお見えです。』

「え」

『今すぐ会いたいそうなので社長室へお通ししますね。』

「ちょ、ま…」

待て、という前に電話は切られた。


金井メイ、あいつは強引なところがある。


一言で言ってしまえばわがままな性格だ。


自分のほしいと思ったものはすべて手に入れる。



 
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