Tokyo Dark Side
彼曰くの、信仰する神マハルーチカへの生贄の為なのか。

それとも、それを口実として雛罌粟の体を欲望の赴くままに扱う為だけなのか。

何にせよ、粘着質なまでに雛罌粟を付け狙う象男。

恐らく、雛罌粟への目的を果たした後は、環だ。

これまでの被害者と同じように、生贄として危害を加える。

ストーカーや猟奇殺人犯に近い気質だと言えた。

だが、その粘着質が仇となる。

「お前は必ず戻ってくると思っていた」

突然の声。

象男が振り向くと、そこにはクリスが立っていた。

両手で保持したグロックの銃口を、ピタリと象男に向ける。

「僅かでも動いたら撃つ」

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