Tokyo Dark Side
その時だった。

「!!?」

突然大きな音を立てて開くドア。

亮二、伊庭の2人でさえ、思わず振り向く。

そこに立っていたのは。

「探偵さん…!」

耕介1人が探偵事務所に囮に残る事を心配して戻ってきた雛罌粟だった。

「馬鹿野郎っ、雛罌粟!」

叫びつつも、耕介は身を低くしてのタックルで亮二と伊庭を転倒させる!

この隙を突き、この場からの脱出を図ろうとするが。

「おー、向井 環に負けず劣らずの巨乳」

雛罌粟の背後に、もう1人の暗殺者…松岡が立った。

「動くな探偵」

「くっ…」

折角の隙を突いた反撃も、水泡に帰す。

歯噛みする耕介。

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