狼少女と初恋ブルー

「これお弁当。一緒に食べよ」「ラッキー!!」

そしてまたキスをする。

「行こっか♪」「うん」

「言ってきます。お父さん、お母さん」

写真立てに向かい、毎日行くときには言っていた。

あたしの両親は5年前に、交通事故で亡くなった。

それからあたしは、泥棒や強盗、たまには殺人犯まで捕まえて。狼少女として。生き抜くために。


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