狼少女と初恋ブルー


「あの、鬼島夏乃です」


生徒会室を前にそう言った。

「入って」

男の人の声がして、アタシは恐る恐るドアを開けた。

そこに、居たのはこの前のSevenの雑誌の取材をした男だった。

名前は、忘れたが確かに覚えている。

「えぇと、生徒会長は?」

「僕だよん」

「嘘っだぁぁ!!」

絶対違うよ。違う。違う。違う。違う。
マジで、コイツ?


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