【短】もうチョコはいらない。
「だ、大丈夫っ」
その作り笑顔は、あっけなく壊れていって。
ポロポロ、目から涙がこぼれ落ちた。
あれ、私...泣いてる?
やだ、どうしよう、止まらない。
理央への「大好き」が、まるで胸の奥から溢れてくるみたいだ。
ねぇ、理央。私のこと嫌いになったの?だから受け取ってくれないの?
お願いだから、理央の本音を聞かせてよ。
私は理央に泣いてるところを見られたくなくて、逃げるように食堂を飛び出した。
一歩また一歩、理央から遠のく度に頭の中は理央で埋め尽くされていく。