その手をぎゅっと、離さないで

「稚菜にはドッキリで会いに行きたいけど…
ドッキリは皆でいいっか!」

「じゃー七人で市内うろつこーぜ!」

「そうだね、長野さん私みたいなんでしょ?
気が合うと思うな〜」

最近、この班で話し合いをしたりしてるとだんだん楽しくなってきた。

稚菜に会えるってなったらもっと楽しみになってきた!




「あの…今日は皆で勉強会しない?
私の家、空いてるし…
修学旅行前に復習した方がいいと思うかな」

そうだ、たぐっちゃんは運動より勉強派。

学年でもトップクラス級の賢さだし教えてもらうチャンス!

「えー!僕バカなんやけど…」

「僕パス、今日弟が風邪ひいてるから…。」

「本田くんって弟いたんだ。意外だね」








てことで、光輝、桜庭、私、宮本ちゃん、たぐっちゃんで勉強しています。

「桜庭ホントばかだなぁ…」

私はずっと桜庭につきっきり。

バカすぎてほっとけないくなっちゃった…



――――――ピロリロリロリン♪―――

「ん?誰だ?」

「あ、私。稚菜から返信きた」


〈稚菜〉
OK(>ω<)
じゃあ京都駅にいるね〜!


「だってさ、皆楽しみだね!!」

「「「「うん!!!」」」」
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