OLの私が高校生に恋をしたッ⁈





慌ただしくもその場を離れようとする








「・・・ー・・って」



「へ・・・」



突然立ち上がった綾斗くん



傘は彼の手元からスルリと落ちて地べたへ



綾斗くんは雨に打たれながら



俯きながら



クッと私の腕を掴む




「・・・あやとくん?」




一瞬の沈黙だったかもしれない




けど、私の耳には雨の音が遠く聞こえるほど長くも感じて




「・・・待って。」



今にも消えてしまいそうな弱くて小さな声で一言そう言ってから動かない綾斗くん




俯いているからどんな表情してるのか全然分からない




ねぇ


どうしたの?



何かあったの?



様子、変だよ?



沙耶ちゃんは・・・?



沢山



たくさん



貴方に言いたいこと



聞きたいこと



沢山あるのに、何1つ声に出来ない



< 208 / 337 >

この作品をシェア

pagetop