Savior-社長は救世主-



『……なら、一緒に寝ましょう!ベット広いし、ぶつからないで寝れますよ?そうしましょう』


一番いい解決方法だと
我ながら名案だと思う


が、社長は目をまん丸くして
口は半開き…間抜けな顔だ


「お……お前っ」


何か言いたげだったが
もういい、と投げやりな言い方


どこへ行くのかと思えば
リビングから使われていない
部屋に入っていった


まさか、その部屋で寝るのかと思ったが
すぐ社長は出てきた


違うのか?
社長の手にはまくらが一つ



『…あ、私用ですか?やった!』


なんだか嬉しくなってしまい
社長から奪うように枕を取った



枕を奪うと、ルンルンでベットに入る
優さんと藍さんの所から帰ってきてから
気持ちが落ち着いたのと
持ち前の性格もあり、プラスに考え出した私


こんな豪華なマンションに住めて
こんな素敵な部屋で過ごせる
なら、とことん楽しもう
和弥の事が解決したら
ここを出て行かなくてはならない
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