Savior-社長は救世主-

『社長やめてくださいっ。ちょっとっ』



昨晩からあれだけしたのに
足りないのかと呆れてしまう


「こもりは冷たいなー、昨日はあんな淫らなっ…ぶはっ」


それ以上、言ってほしくない
慌てて社長の口を手で塞ぐ


『やめてください、朝ですよ?』


私の手を握り
なら夜ならいいんだ、と
指先をペロリと舐めてきた



あ、あ、あ、あーっ!!



『お、起きます!朝ごはんの用意をするので社長はまだ寝ててください、』



ベットにいたら危ない
そう思い、早く脱出しようと起き上がる

ヒューん、と聞きなれない口笛
社長を見れば肘立てをして私を見ている



『…なんでしょうか?』


「んー?いや、いい眺めだ」


社長の視線を辿ると…



『ぎゃっ』



どうやら何もつけていない私
そんなのすっかり忘れて起き上がってしまい、上半身はモロ見せてしまった
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