Savior-社長は救世主-
アパートに帰ると和弥の機嫌が悪かった
今まで一度もそんなことなかった
けど、和弥だって人間だから
そんな日もあるだろう、と思い
私は普通に久しぶりに高校時代の友人にバッタリ会った、と話してしまった
バンっ、と聞こえたのは
リビングのローテーブルが転がっていた
もしかして蹴った?
まさか、和弥が?
『どうしたの?』
「あ?お前、その男がいいのか?あんなにヘラヘラした男がか?それともあれか?もう股開いてきたのか?」
それは私の知らない和弥だった
『ちょ、っと、何言ってるの?ただの同級生だよ?なんでそうなるの?』
言い返せば言い返すだけ私へ返ってきた
「てめぇ、ふざけるっ!」
ドンっ、と鈍い音が聞こえたと同時に
腹部に強烈な痛みを感じた