Savior-社長は救世主-

片付けをしている中
私のスマホが震えた

短い間隔の震えに
電話ではないことを確信した
が、スマホを取り出さず片付けに専念した


「二日間、お疲れ様。明日はみんな休み取ってるだろう?木曜日に今日の報告あげてくれたらいいから。じゃ、気をつけて」


社長の挨拶で解散となった
出口へと続く廊下で社長に声をかけられた


「こもりー、お前も明日休めよ」


『え?けど…』


「お前は少し働き過ぎだ。できれば2連休でも取ってほしいんだけど…」


2日間もか…


『…わかりました、2日間休ませて貰います。何かあれば連絡くださいね』


そう会話しながら会場を出た
社長は駐車場、私は駅に向かおうと
『じゃあ、私はーー』



「澪」



社長に話しかけていた私は
呼ばれた声の方を向いた



『……和、弥』


まさかいるとは思わなかった
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