秘密の契約
千波くんにふられるのは「もし」ではなく「決定」なのだから。



それでも郁斗がこの事故の事を気にしないように日菜はそう言ったのだ。



「兄貴が日菜をふるなんて考えられないよ」



あの時の兄貴は今まで見たことがないほど怖かった。



「元気出して 運転はやめないでね?」



免許を取ったばかりなのに事故を起こしてしまいこれがきっかけで運転をやめて欲しくない。



「ああ ありがとう」



郁斗が病室に来て初めて笑った。



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