秘密の契約

お願い

「なんだい?」


千波の足が止まる。



「千波くん……あの……」



「どうした?」



青ざめていた日菜の顔色が赤く染まっていく。



ベッドの端に腰をかけて日菜を見る。



「千波くん……お願い聞いてくれる?」



「もちろん 日菜にはたくさん助けてもらったから何でもするよ」



にこっと微笑む千波。




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