秘密の契約
リビングに行くと千波は座るように言って消えた。



これからの事を考えると緊張が極限まで来て心臓が口から出そうだった。



心臓がバクバクしている。



落ち着いて、いつもの千波くんなんだから。



昨日よりも表情は若干柔らかかった。



それでも緊張は解けず背筋をピンとまっすぐにソファーに座って千波を待った。



すぐにジュースの入ったグラスを持った千波が戻って来た。



一つを日菜の目の前のテーブルに置くと千波は反対側のソファーに座った。



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