秘密の契約

約束のデート

家に戻った日菜は用意されていた夕食を食べた。



食べていても心は弾んでくる。



近くのテーブルで母が花の注文書を書いていた。



明日の生け花教室に使う分らしい。



「ママ、明日、千波くんと出かけてくるね」



「あら、良かったわね 久しぶりじゃない?」



注文書から顔を上げて日菜に笑いかける。



日菜は嬉しそうに笑ってから食べ終わった食器を洗った。





< 333 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop