秘密の契約
「たっぶり遊んじゃった♪」



夕方になって出口に向かう日菜は千波から買ってもらったペンギンのぬいぐるみを持って嬉しそうだった。



そんな姿を見ているとまるで小さい子みたいだ。



お弁当のお礼にと言うと小さなペンギンのぬいぐるみが欲しいと日菜が選んだのだ。



車に戻ると朝が早かった日菜はぬいぐるみを抱いたままうつらうつらと眠そうだった。



「日菜、眠っていいよ」



そんな姿を微笑ましく思いながら言った。





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