秘密の契約
翌日、お昼を食べ終わり部屋で本を読んでいるとインターホンが鳴った。



今日はお稽古の日だからちょっと早いけど生徒さんかなと日菜は思っていた。



その日の夜、久しぶりに家族で食事をしていた。



「日菜、大事な話があるんだ」



父親が珍しく慎重に切り出す。



「大事な話って……?」



箸を止めて日菜が父親を見る。




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