秘密の契約
公園の近くを歩くの嫌だな……。



タクシーにしようかな?



日菜はタクシーに1人で乗るのが苦手だった。



知らない人と車の中に2人っきりが嫌なのだ。



そんな事を考えながら改札を出た。








いた……。



日菜が改札を出てくるのを見て千波はホッとした。



俺のすぐ側を通ったのに日菜はまったく気づかない。



千波が呼び止めようと付いて行くと日菜に若いサラリーマンが近づいた。



何かを話した男は日菜の腕を掴んだ。



絡まれたか……。



千波は舌打ちした。




< 470 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop