秘密の契約
手を引かれて明るいリビングの中へ入るとソファーに座らされた。



千波は日菜が座るのを見届けてからキッチンの中へ入って行った。



日菜は部屋の中を見渡した。



仕事が忙しいから部屋の中はこの前と同じで生活用品がなかった。



日菜は思わず立ち上がってキッチンへ行く。



「日菜、座っていて良いんだよ?」



「……千波くん、食事はどうしているの?」



キッチンの中を見ても料理を作る道具はない。



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