帝探偵事務所
第1話
…とある時代…

「はいはーい。そうなんだぁ。大変だったね!!」
                  .
そう発言しているのは、その時代の「帝」
私はなんと、平成からその時代にタイムスリップしてしまったのだ。
「それで、その人はどこ行ったか分かるぅ?」
 (分かんねーからおめぇに聞いてんだよ!)
声に出しちゃダメ!この時代で一番偉いヒトだし…
表に出さないようにしなきゃね。
「はい。そのことなんですが……」




…数日前…

私は、この時代の事がまだ受け入れられずにいた。
(何?どうすれば良いの?)
まだ迷っていた…まさにその時だった
「どうなさった…?」
「えっ?」
「いや……。そなたが何やらまわりを見ておったのでな……
 迷い子にでも……なったのかと…思うたのじゃが…。
  そうでは…無かったようじゃ…の……。」
その人はほほを赤らめながらそう言った。



私はその人に恋をした。会いたくて!…もう一度だけでも会いたくて…!!
そして……今に至るのだ。

「うんうん。で?君はどこに住んでるの?」
「…。」
「あれれ?もしかして住むとこ無い?だから着物着てないの?」
「……はい。」
「じゃあここに住めば良いよ!」
「えっ?」
「君の探している人を見つけるからさ…俺を手伝うこれが条件。どう?住む?」
「はい!!喜んでお受けします!」
「じゃあ宜しくねぇ!」


─────そして街へとその人を探しに出かけたのだ─────
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