恋人ってなんですか?
その日の授業が終わると私は席についたまま本を読んでいた。

放課後とはいえ、まだまだ人は多い。
「近所にスタバができて…」「ちょ、お前ホモかよ、、!」

そんないつも通りの、、。

平穏な(?)日常だ。

呼び出しの内容なんてもうどうでも良くなっていた。

本当にこのクラスで良かった。
いつもそう思う。

でもいつかは、卒業。

考えられない。

もしも、もう、このクラスに戻ることが出来ないとしたら。

その時私はどうやって生きていけばいい?
もしかしたら死んでしまうかも知れない。
今は本当に考えられなかった。

そんな事をしばらく考えていると、さっきまで半分以上の人が残っていたこの教室もすっかり人が減って、さらにその半分程に減っていた。
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