アオゾラをカナデヨ
私の隣にボールを抱えて座る。

「あの日、駅でソウと再会した日。オレ、マジでびっくりしてさ!あの子がいる!電車から降りてくる!てさ」

「ふふ、うん」

「どうにかして話し掛けたいって思って必死に近づいたら、目の前でおまえ、コケてくれたからさ」

「あはは……」

まさかあの時、ユウタの中でそんな事が起こっていたなんて。必死になってくれていたなんて。

「だからか……」

「なにが?」

ベンチに座ったまま手をつなぎ合う2人。

「ユウタって、最初から私のことを素直に受け入れてくれてる気がしてて」

「うん」

「中学の時のことがあったからだなぁって思って」

「ああ、そうかもな。だって、いい子なのは知ってたから」

「んー、そうか」

一緒にいることが増え、たくさん話しをすると、今までのいろんな事がしっくりくる。

これからもっと知りたい、どんな小さなことも。

そして、私のことも知ってもらいたい。
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