桃色アルバム
「あ」
(・・・・・・基地の道、覚えてないんだった・・・)
基地に行く途中。
道のど真ん中でそのことを思い出し、立ち止まった。
帰りは、上野といっしょだった。
上野との話しに夢中で、道を全然おぼえていない。
「・・・しまったぁ・・」
そんな自分がなさけなくなってくる。
ドジしちまったよ・・・
(裏切ったと思うかな)
「・・・・・・間宮?」
いきなりの声に、驚いて振り向く。
そこには、ゆりかが不思議そうに立っていた。
「基地にいかないの?」
「いや、行きたいんだけど・・・・・・・・・道、わかんなくてさ」
はは、と照れ笑いしながら言うケイタに、ゆりかもつられて笑う。
「バカだなぁ。一緒に行ったげるよ」
「・・・すんません」
ぺこりと頭をさげるケイタがまたおかしくて、ゆりかはまた笑った。
(・・・・・・基地の道、覚えてないんだった・・・)
基地に行く途中。
道のど真ん中でそのことを思い出し、立ち止まった。
帰りは、上野といっしょだった。
上野との話しに夢中で、道を全然おぼえていない。
「・・・しまったぁ・・」
そんな自分がなさけなくなってくる。
ドジしちまったよ・・・
(裏切ったと思うかな)
「・・・・・・間宮?」
いきなりの声に、驚いて振り向く。
そこには、ゆりかが不思議そうに立っていた。
「基地にいかないの?」
「いや、行きたいんだけど・・・・・・・・・道、わかんなくてさ」
はは、と照れ笑いしながら言うケイタに、ゆりかもつられて笑う。
「バカだなぁ。一緒に行ったげるよ」
「・・・すんません」
ぺこりと頭をさげるケイタがまたおかしくて、ゆりかはまた笑った。