桃色アルバム
「もう6時だってのに、明るいな」
ケイタが窓から空を見上げる。
「つい最近までは、真っ暗だったのにな」
上野も横から見上げている。
「花火、8時くらいから始めようよ」
「あたしもゆりかと同感。川嶋、両親何時に帰ってくる?」
「母親は9時くらいかな。まだまだ大丈夫だよ」
にこりと川嶋が笑う。
そのとき、ゆりかの頬が少し赤らんだのは気のせいだろうか。
「8時か。まだまだだな。何かすることねえのか?」
崎野が買ってきた菓子に渡部が手を伸ばすと、さとこがピシャリと手をたたいた。
「いてぇっ」
「何してんだい。これは花火のときだよ」
そう言って、袋を持ち上げた。
「川嶋、ゲームとかねえのか?」
「おい間宮。おまえ、ゲームとか嫌いなんじゃねえのか?」
上野がニヤニヤとこちらを見てくる。
ケイタが窓から空を見上げる。
「つい最近までは、真っ暗だったのにな」
上野も横から見上げている。
「花火、8時くらいから始めようよ」
「あたしもゆりかと同感。川嶋、両親何時に帰ってくる?」
「母親は9時くらいかな。まだまだ大丈夫だよ」
にこりと川嶋が笑う。
そのとき、ゆりかの頬が少し赤らんだのは気のせいだろうか。
「8時か。まだまだだな。何かすることねえのか?」
崎野が買ってきた菓子に渡部が手を伸ばすと、さとこがピシャリと手をたたいた。
「いてぇっ」
「何してんだい。これは花火のときだよ」
そう言って、袋を持ち上げた。
「川嶋、ゲームとかねえのか?」
「おい間宮。おまえ、ゲームとか嫌いなんじゃねえのか?」
上野がニヤニヤとこちらを見てくる。