「先輩。」

バレンタイン

あれから約一ヶ月。

「美湖!」

「洸!?」

五十嵐洸。«いがらしこう»

クラスメート。

ついでに言うと洸は私の好きなひとを知ってる。

「バレてる。」

「へ…?だれ、に?」

「龍貴に。」

「なにを?」

「お前が龍貴を好きなことが!」

「え!?嘘でしょ!?」

「で、ついでに聞いたんだけど…」
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