スターチスのように
『痛い、嫌、放して』



するとリオはローズの髪の毛を掴むとハサミで切った。



『う…嘘。私の髪が…なんでこんな事するの?』



ポロ…



ローズは心が無くなったような目をすると泣き出した。



『見たよね?こいつも上流階級だから髪が切られて気にしてるんだよ!!』



『ローズ…』




『違う!!ちゃんと他に理由があるんだから!!』



『なら言ってみなよ!!』
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