【短】セント・ミステイク
帰りのHRが終わっても帰らずに1人で悶々と考え込んでいる私を変に思ったのか、皆が声をかけて来る。


「―――よし!」


私は意を決して、カバンとチョコレートを持って教室を飛び出した。


やっぱり渡そう、このチョコレート!!


いつまでもグジグジするなんて、私らしくない!!女は度胸!!


フラれたらってばっかり考えていたけど、私の両親を見ている限り両想いになれる可能性は0じゃない。


だったらもう、その可能性に賭けようじゃんか!


「待ってな蜂谷!今チョコレートあげる相手はアンタ自身だって、思い知らせてやるからっ!!」
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