俺様上司は溺愛体質!?

 そしてそのままぴょんと飛び跳ねてちとせに抱きついた。

「わわっ!」

 よろめきながらショコラを受け止める。

「ありがとうデス、ちとせサン!」
「いーって別に、そんな気にしないで!」
「ちとせサンはエンジェルでス〜!」

 親しみを込めた犬のようにショコラはちとせの胸のあたりに顔を押し付ける。

(エンジェルかぁ……。でも、ショコラがいてくれて助かるのは多分私の方だ。このままだと真屋さんと瀧川さんのこと考えて週末が終わってしまうもの。)

 ショコラがいてくれればその時間は減るに違いない。

 朝来た時は、真屋時臣といったいどんな顔をして会えばいいのかと悩んでいたが、壁にかかっている行動予定表には『外出。直帰。』と書かれていて、ホッとした。

(とりあえず昨日の今日で真屋さんの顔、普通に見られそうにもないわ。)


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