美味しくいただきます【短編】


私は教室で待っているナリカを無視して帰った。


ナリカは黙って私を見ていた。


私は台所を探っていた。一番鋭くて切れる包丁…


あぁ…包丁をどうやって持っていけばいいんだよ


仕方が無いので草刈り用のビニールに入ったカマをカバンに突っ込んだ。


これならスカートの中に潜りこませれば楽に持っていけるだろう。

次にラブレターを書いた。


アンネもどうせリョウ君が好きなんだろ?
最後の幸せを味あわしてやるよ…
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