世界を敵にまわしても
謝りもしないその失礼な奴の顔を拝んでやろうと見上げると、そこには高塚君がいた。



「あっ」



目が合った瞬間、同時に驚きの声を発した。



ここでバッタリ会ったのは、私だけでなく高塚君にとっても不意打ちだったようだ。



「おっ、おはようございます」



狭い生徒玄関でぶつかられた以上、気づかない振りをして逃げるわけにもいかない。




……無視されるかな。


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