武士になりたい!
「土方さん…もうダメ……
心臓がおかしくなる…」


着物を整えてやり、抱きしめ直した


「土方さん…ごめんなさい
私…土方さんとの大切な思い出を
忘れちゃうなんて……ごめんなさい」

「ばあ~か
どっちかが覚えてりゃいんだよ」


無かったことをあったように言うのは

難しいことだ


今の俺は、この偽りを真実に代えるため


さらなる偽りを重ねている





怖い





こんなに山崎を好きになってしまったら

手放せない



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