武士になりたい!
ふと、思う


総ちゃん… 


なんや、一つ屋根の下におっても
顔を合わすこともなければ
会話することもない

オマケに、最近ずっと外やった

仕事なんや

しゃーない


わかっとるけどや…



さみしいもんやな…






男と間違われ続けたこのワイが
意外と女子やな…




自分で笑ってまう






「ギャアーーーーーー!!!!!」



はぁ




やかましい…





副長は、優しすぎんねん



「山崎」


お呼びや!


「はい」


副長は、汗だく

ワイはいつもの通り
片膝ついて、頭を下げた

「どうすりゃ喋ると思う」

「さぁ?五寸釘でも刺してみては?」

「そうだな!よし!」


さっき、優しい言ったの訂正


めっちゃ鬼みたいや!!


副長に拷問されるんだけは、嫌やな…


五寸釘…


いったぁ~




その後、すぐに桝屋こと、古高俊太郎が
長州の企てを吐いた



〝風の強い夜に御所に火を放つ
混乱に乗じ、天子様を連れ去り
松平様を亡き者にする〟







なんてことや…












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