究極のお一人様〜ソロウェディングはお断り〜
もう、うるさいな。アラームしつこい。あれ?この座椅子に座ってたはずなのに、なんで私、これを枕にしてたんだろう?

寝ぼけ眼でさっきから鳴り響く携帯を手探りで探す。欠伸を噛み殺し、携帯を見つけてアラームを切ったつもりだった。


「・・・何時まで寝てるんですか。早く来て掃除してください」


「そうじ、掃除!」


アラームではなくて、鳴り響いていたのは昨日、番号を交換した修吾からの電話。慌てて掛け時計を確認すると、10時?!

いつの間に寝てしまったんだ。当然、シャワーもしてない。化粧も落としてない。最悪。


「で、後何時間待てばいいですか?なるべく早急でお願いしたいんですが」


「んー、1時間。いや、30分。30分で行きます。しばしお待ちください!」


「・・・わかりました」


修吾との電話を切って大急ぎでチェストから服を掻っ攫い、お風呂場へ直行。


大急ぎでシャワーを浴びて、服を着る。まだ5分くらいしか経ってないよね。


ゴシゴシと髪の毛を乾かしながら、腹が減っては掃除も出来ぬと食パンをトースターに入れ、ケトルでお湯を沸かす。
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