アイライク青春

元の自分


そんなうわさは気にしていない

ゆかり:葉月、変わったよね、、。
明るい、葉月はどこにいったの?
菜穂:一途な葉月の方がいいー!

皆、うちのこと、何も知らんくせに
よく、そんな事、言えるよね。
勉強せんで大丈夫??


この孤独、どっかで感じた気がする、、
あ、、修旅の帰りで見た夢だ、、

6.13
オープンキャンパスへ行きました。
本格的でみんな、オシャレな人ばかりだった。

行くとしたら試験は9月。
早く決めないと間に合わない。
期末が終わってから考えよう。

7.2
テストの結果が戻ってきました。
前より10~20は上がってる。
まだまだ取り戻せない。って言っても
奏太の事は思い出したくもない。

やっぱ、元のレベルは低いのかな、、
今回は受験以来、頑張ったのに!!

国83 現社79 数68 英62

とりあえず、半分は越してるけど
やっぱ、数と英が昔から、、

教室にら1人。そんな、今まで1度もない。
少し、自分の状態に気づき始める今日、この頃

噂も慣れたしね

7.24
今日で1学期も終わり
夏講習とかはあるけど

そんな時、梨花からLINEがきた
見るのが怖い、、

梨花:元気してる??やっぱり、変だよ!葉月は強がるからいけない。今日、話そうよ。あの階段に。来なかったら誰かに聞いて、家に行くから。待ってる。

心臓がドキドキしてる
こんな噂だらけでもまだ心配してる人がいる。自分も自分で分からなくなったし話したらまた何か違うかも。

人と話すなんて久しぶり、、。

梨花「葉月!遅いよ。来ないかと思った。」

深呼吸してると来るのが遅くなった。
「ごめん」
梨花「まず、何かあったでしょ?自分でも分かるでしょ?」
「、、」
梨花「ねぇ、何か言ってよ」
「自分でも自分のこと分からない」
梨花「もしかして覚醒剤とか?」
「ううん」
梨花「何でもいいから話してよ。そうやないと葉月やない。」
「うちやないって?」
梨花「うん、笑顔よ。葉月。」
「、、春に奏太と別れた。」
梨花「、、あの、海で遊んだしタイムラインでほぼ同棲って人?」
「うん」
梨花「何で?どっちから」
「うち!やっぱり、遠距離は難しいし。」
梨花「少しでしょ?きっと大丈夫って!」
「だって、、」
梨花「泣かないで!!」
「浮気しそうで怖い。タイムラインでよく女の子といるし連絡ないし」
梨花「電話してみりゃーいいじゃん」
「したけど忙しいって。振ったらキレられちゃった」
梨花「最低だね。で、何でタバコ?成績落ちたと聞いたよ。」
「奏太の事もあったのか3年になって新しい友達とよく遊ぶようになって吸ったの。勉強の事も気を抜いてたし、吸うと頑張れそうで、、」
梨花「自分の事、見えてきたじゃん」
「え?」
梨花「涙、ずっと出てるよ。表情も戻ってきてる。」
「戻ってきてる?」
梨花「この間、会った時もさっきもずっと真顔だったもん」
「自分がどんな態度をとってるか分かってきた」
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