運命の恋、なんて。
ノンちゃんと駅で合流して、青高へ向かった。




「ドキドキするね~!碓井くん、普段どんな学校生活送ってるか見たかったんだ」




「そうだね~って…ノンちゃん、そういえば。黒田先輩にはなんて言うの!?」




「それがね、最近あんまり連絡ないんだー。バイトも休みがちだし。もしかして碓井くんとのこと、バレちゃったのかも」




ええっ。




それなのに、そんなに落ち着いてるノンちゃんってすごい。




「大変じゃない。どうするの?」




「うーん…だけど、全然困ってないの。断る理由ができて、よかったって…内心ホッとしてる」




そんなものなの?




もう…完全に、碓井くんに気持ちが傾いてるってことだよね。




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