キミのバスケを守りたい
2 Period*

Story*3 消えない過去




From 望月彼方



ちょうど一年前。



あの時、星鈴中学という学校のバスケ部で俺は部長をやっていた。



バスケのレベルとしては都で1,2位のどちらかを毎年取ってたから強かったと思う。



だから、3年生の先輩たちが引退する時に自分を部長に選んでくれた瞬間は



俺にこの部活を託してくれたことが嬉しくて



もっともっと誰よりもバスケを頑張ろうと思ったし



家族にも部長になったことを言ったら、俺の好きな食べ物ばっかり作ってお祝いしてくれるくらい喜んでくれて



「部長になったんだから、今度は陰で努力することも必要なんだからな」



と父さんに言われて今度は俺達が引退する時にみんなから俺が部長で良かったって思ってもらえるように精一杯努力しようと決めたんだ。



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