ドラマチックSボーイ
「…っも、もちろん!!
静くんより有名になって、
絶対一緒にテレビに出てみせる!」
そう言った後に私は少し後悔をした。
それが顔に出てたのか、静くんはまた意地悪な笑顔で
「ほー、言ったな?
自分の言ったことよく覚えとけよ?
『無理』とか、破るような発言したら承知しねえよ?」
悪魔よりも恐ろしいことを発した。
全身に走る寒気をあえて気にせず、
私は言いたいことがあるために、もう1人の自分を呼び起こす。
もう1人の自分はどんな人?
どんな困難にも真っ直ぐ立ち向かう、
強い人……、
そう、あの時、
初めて私が演じた、あの子みたいな…。
新たな自分が呼び起こされた時、
私は目の前にいる2人を見つめる。