ドラマチックSボーイ





お姉さまって…



意味深なまのかちゃんの発言に、とうとうブチ切れて強気な鈴さんが復活した。



「だあれがアンタのお姉さまよ!
私は将来舞ちゃんのお姉ちゃんになるの!!」


「ぐえっ!
…ってええ?!」


私の首を絞め驚きの発言をした鈴さんに、

今度はまのかちゃんが眉をしかめる。



あ…本気で怒らせた…。
鈴さん何てことを…ッ!!



何も言えない私は徐々に迫ってくるまのかちゃんに怯えるだけ。




「…楽しみだね、マイちゃん。」



口元だけ笑みを浮かべそう発したまのかちゃんは廊下の向こうへと消えていった。



背筋にゾゾゾと悪寒が走る。



「くっそー。やっぱり本音は出さなかったか…。」


証拠となるまのかちゃんの発言を狙っていた鈴さんは私を解放して後ろを睨みつける。



十分怖かったよ…。



一体どうなっちゃうの…??





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