ドラマチックSボーイ
着替えてから静くんの家に遊びにいこう、と
玄関に入る前にふとそう考えた私は、それを伝えようとキビスを返した。
私の家と静くんの家を隔てる一枚の塀からのぞくと、
玄関前で静くんと鈴さんが何かを話しているようだった。
私は構わず静くんを呼びとめようとして塀に近づこうとした時、
2人の会話に足を止めた。
『いつバレても構わない』
静くんは真っ直ぐな瞳をしてそう言った。
それって…私と静くんのことだよね?
会話の内容に私がいると分かった時、
思わず私はしゃがみ、塀を盾にして身を隠した。