ドラマチックSボーイ





今の自分は普通科の平凡族。



"憧れ"とか"夢"とか、私の頭の中にはない。




パン、と少しのホコリを吐きながら文集を閉じた。




すっかり掃除に熱中しすぎた私は時計に目をやる。



「…あっ!!」



時計が指した針の向きに私は驚き、
慌ててテレビの電源をつけた。





「!!」



つけた後に出てきた画面に私は更に驚いた。



そこには画面いっぱいに映る男女の…



キスシーン。




…久しぶりにみた。




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