君に溺れる。
俺はふと冷静になり、ベットから降りる。
何をしているんだ、この馬鹿者。
最低男め、と、心の中で悪態をつく。
ものすごい自己嫌悪に陥る。

俺は毛布を頭から被り、目を閉じて眠りに就こうとする。
彼女はそんな子供じみた行動をとる俺を、困惑した様子で見る。

俺は絞り出すような声で、最初で最後の告白をする。

「俺達、終わるの?」

女々しすぎて、自分でも呆れた。
彼女でも無いくせに、たった一人と離れた位で、俺の心は脆く壊れてしまう。

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