部活内恋愛‐部恋。‐

・微かな変化



――――――――…

並んで歩く私と北山くん。


私の中で少し遠かった
北山くんの存在が
ほんのちょっとだけ
親近感……。

キスのせい…?


たくさん聞きたいことが
あったけど、
ひとつでも口にすれば
大切にしてきた想いや言葉が
溢れ出してしまいそうだ。


だから私は黙って
歩くことしか出来なかった。


北山くんが
どんな顔をしているのかも、
どんなことを考えてるのかも
何も分からない。



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