アイドルとわたし






こんなにも自分がアイドルであることを恨んだ日があるだろうか。





好きな人を愛することにも邪魔が入る。





それを覚悟でこの業界にいたつもりだけど、いざこうなると思っていたよりもキツイ。





別れしか真央を守ることができる方法がない自分にも腹が立つ。





ごめんな、真央。




あんなに我慢をさせて





守るとか言ったくせに




ずっと隣にいるって言ったくせに





なに一つ守ることができなくて。







ただ、一つだけ言わせて?






俺は顔で真央を好きになったんじゃないよ。




優しくて、根っからのSKYヲタで、俺の大切な人も大切にしてくれる。





抱きしめるだけで赤くなるピュアな所も






電話したら必ずもしもしを噛む所も




会ったら見せてくれる素敵な笑顔も





智哉くんって呼ぶふわっとした声も




全部、全部大好き。









< 189 / 275 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop