アイドルとわたし





「あたし彼氏なんていないよ」




「え?でも隣のやつと仲良さそうに」





「あの人は友達」





中原くんには感謝している。




桃や優くんにも救われたけれど




仲直りしてからの2ヶ月間で、あたしの中で中原くんの存在が大きくなっていたのは分かっていた。





きっと、このままいけばあたしは中原くんのことを好きになっていたんだと思う。





でもね、神様はあたしたちを見捨てなかったよ。







智哉くん。





こうしてあなたがあたしに詩を書いてくれて





あたしがそれを偶然にも生で聴いて




糸が交わった。





「智哉くん」





今度はあたしがギュッと抱きしめて





「あたしが好きなのはあなただよ」




しっかり、そう伝えた。







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