アイドルとわたし






「俺ね、今1番忙しい。


SKYとして人気がでてきて、仕事が沢山もらえて。



真央にかまってあげられる時間なんて全然ない。



いくら記者会見をやったからってそんな表にでてデートできる訳でもない」





いいんだよ。




あたしはこうしてまたあなたと一緒にいられることが幸せ。




あなたと一緒にお仕事できていることも幸せ。





「真央は全然弱音を吐かないし


俺の仕事を理解してくれてる。




だからこそね、俺は怖いの」





「…怖い?」





「うん。



だって真央の周りには男が沢山いて




真央のことを狙ってる男が沢山いて」






「あたしには智哉くんだけだよ」






「ふふ(笑)



でもね、俺は不安だから誓ってほしい」






「結婚はまだまだ先になっちゃうかもしれない。



その間に沢山すれ違って、喧嘩して。




大変なことも沢山あると思うんだ。




でも、俺はもう真央を手放したくない。



ずっと側にいてほしい。





真央はずっと俺のそばにいてくれる?」







そうだね。





あなたはスーパーアイドル。




わたしは一般人。




価値観の違いや会えない不安から




すれ違いだってあるだろうし




きっとこれから喧嘩もするだろう。





でも、わたしはこれを運命だと信じてるから。





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