[短篇集]きみが忘れたむらさきへ。
きみと空の間にアイが咲きますように。





『きみと空の間にアイが咲きますように。』


きみと俺だけの思い出を作ろうと

知らない場所へ出かけるたびに

空を見上げて、景色を遠くまで見渡して

その瞳の奥に俺でないあいつを映す

そんな、きみのことが


大嫌いで、大切で

狂おしいほど、愛おしい


(2018-05-09)


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