狂気の王と永遠の愛(接吻)を~イベント編~
「まぁ首輪はしょうがねぇ……あの花はあいつも馴染があるんだ」

(そっか、アオイのやつ……そういうの好きだもんな)

花に囲まれて微笑む少女を思い浮かべながらクスリと笑うティーダ。

「どのみち本人が気に入っていたとしてもキュリオ殿が外すだろう」

「あー! 頭にくるぜ!! これが力の差ってやつか!!」

いつの間にかテーブルに両足を乗せていた彼は、仰け反るように椅子にもたれながら、やり場のない怒りを妄想上のキュリオにぶつけようとしている。

「一瞬だったよぉーー? しかも燃やされてたしねーーー!!」

ティーダの怒りを助長させるように"道化"のマダラが再び顔を覗かせ、煽り立てた。

「ウゼェ!! お前は出てくんなっつの!!! 猫置きまくるぞ!!」

「……お好きにどうぞ」

「ったく……そっちだけでいいだろ!」

「やだねぇーー!! 馬鹿な君の願いなんて聞き入れるわけないじゃなーーーい!!!」

「あああーーっ! ウゼェーーーッ!!!」




ホワイトデー編へ続く❤
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