ただのジャンケンDeath(デス)
単純だからこそ恐ろしいものなのだ。



どのみち数を減らすということは人を殺すということだ。



代表者達といっても所詮はただの人間だ。



人を殺すという罪悪感には打ち勝てない。



ならどうすればいいのか。




答えは簡単だ。



自分達が殺すのではなく、他のものに殺させればいい。


そう、自分達さえよければそれでいいのだ。




代表者達はそのことを中心に話し合いを進めたのであった。



そして次に決めたことは人間においてもっとも優れたといえるもの。



人間という存在で最も必要なもの。



それは何なのかだ。
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