続・俺と結婚しろよ!






「そうだな。

……女の子を悲しませる男には、なって欲しくねぇ」




賢ちゃんが言う。

賢ちゃんらしい言葉だと思った。




「……ま、俺たちの子供は少し先だろうけどな、咲良」





その言葉にどきんとする。




あたしもいずれは賢ちゃんの子供が欲しい。

考えただけでドキドキする。

どんな子かな?

賢ちゃんに似ているのかな?






「その前に、たくさんやっておかねぇとな」



「は?」



「いいか、咲良!俺の……」



「キモい!!」




あたしは大声で賢ちゃんの馬鹿を遮る。

デリカシーがない賢ちゃん、恥ずかしすぎる!

だけど、そんな賢ちゃんもやっぱり好きだ。




いつか来るその日が、すごく楽しみ。

これからもよろしくね、賢ちゃん。




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